FTLDなどの神経疾患における新規バイオマーカー開発:高次脳機能や摂食行動などに着目して
神経精神疾患の分子・回路病態を反映するヒトとのトランスレータブル指標を開発する目的で、FTLDマーモセットモデルを用いた確率逆転学習バッテリー開発を行い、その基盤となるマクロ回路変化を超高磁場MRIにより明らかにするための研究を進めています。またマーモセットにおいて、ヒトに近い摂食行動バッテリーとして嗜好性を含む摂食行動様式を定量的に解析する方法を開発し、背景にある神経回路変化についてマウスモデルを用いて明らかにすることを目指しています。
京都大学 ヒト行動進化研究センターの中村克樹先生と、東京都立大学の畑純一先生との共同研究です。
食事の質に着目したバイオマーカー開発を進めています。その過程でストレスを受けたマウスはエサの場所が複数あっても1カ所に偏って摂食する行動を示すことを明らかにしました(筆頭著者:藤岡助教)